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仏像のヘアスタイル その② - 宝髻 (単髻、双髻、五髻)

螺髪ヘアーに続き、今回は仏の宝髻(ほうけい)についてまとめていきたいと思います!
如来さまの螺髪ヘアーについてはこちらの記事をご覧ください★

仏像のヘアスタイルは、その時代のトレンドと無関係ではありません。唐時代(中国)の貴族女性のヘアスタイルが仏像のヘアスタイルの流行に影響を及ぼしたとも言われています。

日本に仏教が伝来した飛鳥時代~奈良時代は、朝鮮半島や中国などの文化を積極的に取り入れた時代です。
古墳時代の男性のヘアスタイルは、古代の人を思い浮かべるとこのヘアスタイルが出てくると思いますが、角髪(美豆良-みずら)というスタイルが主でした。

みずら

飛鳥、奈良時代に入ると、古墳時代からの角髪(美豆良-みずら)に加えて、半島や大陸の影響を受け、朝廷の男性は冠位十二階の制度のもと冠を被るため“髻”に変わります。やがて角髪は、聖徳太子を描いた最古の肖像画である聖徳太子及び二王子像にも見られるように、子供のヘアスタイルとなっていきました。

飛鳥奈良トレンドヘア

女性は、センターパートに分けて垂らした髪を途中から折り返して上げ、頭のてっぺんで1つか2つの髻をつくるアップスタイル(頭上一髻、頭上二髻)や、垂髪(すいはつ)といって、ロングヘアーを下したダウンスタイルなどがありました。

仏の世界も、主に菩薩さまや天部さまのヘアスタイルが頭のてっぺんに髪を結い上げた髻で “宝髻(ほうけい)” と言います。
宝髻には、いくつかの種類がありそれぞれスタイルに違いがあります。

宝髻①

■単髻(たんけい)
ベーシックなお団子ヘアー。
髪を頭頂部でひとまとめにしたスタイル。

“京都・広隆寺にいらっしゃる泣き弥勒こと弥勒菩薩半跏思惟像”
または、宝髻弥勒さまとも呼ばれています。
単髻
(ポストカードより)

■双髻(そうけい)
こちらは、センターパートに分けで頭上にお団子を二つ作ったスタイル。
現代で例えるならミッキーヘアーです!

“奈良・中宮寺にいらっしゃる 国宝菩薩半跏像(伝如意輪観音さま)”が代表的。
よく見ると、肩におくれ毛を垂らしています。十一面観音さまにもよく見られますが、このおくれ毛を垂髪(すいはつ)と言います。
双髻①双髻②
(原寸大日本の仏像より)


■五髻(ごけい)
頭部を5つのブロックに分け、それぞれお団子を作ったスタイル。
主に、文殊菩薩さまや制多迦(せいたか)童子さまがこのヘアスタイルをしています。

こちららは、“高野山の八大童子のメンバー制多迦童子さま”
五髻
(ポストカードより)

ちなみに・・・美容師の国家試験でも似たようなヘアスタイルを練習します。
こちらはお団子が10コあるので十髻でしょうか!?(笑)
五髻②


★次回は、また違う種類の宝髻についてまとめます!
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こはた ももこ (桃)

Author:こはた ももこ (桃)
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