奈良/矢田寺 『矢田型地蔵さま』

ここから6月の奈良旅のレポートに戻ります。今年は3回も奈良に行ったんだなぁ…
その日は、浄瑠璃寺、岩船寺と京都の木津川から入り、山を越えて円成寺、正暦寺を巡りました。

そして東明寺へお参りした後は、6月の旅のメインであった矢田寺(金剛山寺)へ行きました!

矢田寺は紫陽花のお寺として有名ですが、6月上旬ではまだ咲いていませんでした…今にも咲きそうな、ちょっと惜しい感じでした。その紫陽花の時期に合わせてか、矢田寺の秘仏「矢田型地蔵」がご開帳されます。ずっとずっとお会いしたかった憧れのお地蔵さまにお会いすることができました!


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矢田寺のお地蔵さまは、左手に宝珠を持ち、右手は親指と人差し指を丸めてOKサインをしています。
この印相が特徴で「矢田型地蔵」と呼ばれているそうです。

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そして、このお地蔵さまには素敵なエピソードがあります。

「矢田地蔵縁起」
死者を裁く地獄の閻魔さまは、悪行がまん延する世の中で、人の裁きに悩み、果たして自分の裁きは相応しいのかと大変悩み苦しんでおられました。

それを小野篁に相談すると、篁は矢田寺の高僧である満慶上人を連れて閻魔さまの元を訪ねました。

満慶上人は戒を授け、閻魔王の心を癒し、悩みを取り除きました。
閻魔さまは、お礼に満慶上人の要望に応えるため地獄を案内することにしました。

すると、燃え立つ炎の中に湯が煮立った釜があり、そこには生前の悪業によって人が次々と落ちてきます。
それはとても悲惨な地獄絵図でした。

この救いようのない厳しい炎の中で、地蔵菩薩さまが身代わりとなり、たとえ現世で悪行を犯した者であっても必死に救っておられました。満慶上人はそのお姿に心をうたれ、是非、現世でも人々を救って欲しいとお願いしました。

すると地蔵菩薩さまは「私には地獄での役目があるので現世へは行けません。私と同じ姿をした仏像を彫って拝み、私と縁を結びなさい。そうすれば必ず救う事ができるでしょう。」と、おっしゃいました。

満慶上人は、地蔵菩薩さまの教えのとおり、矢田寺へ戻りそのお姿を刻まれました。しかし、思うように彫ることができず神仏に祈り続けました。すると春日大社の神さまが現れ、大きな桐の木に3日3晩のうちに地蔵菩薩像を彫りあげました。それは満慶上人が地獄で出会ったそのままのお姿でした。

満慶上人はこの像を矢田寺の御本尊としてお祀りしました。
満慶上人が彫った地蔵菩薩さまは「こころみの地蔵」としてお祀りされています。

このようなお話が絵巻に描かれていました。
ガイドの方に大変分かりやすく説明していただき、お地蔵さまの慈悲に満ちたお心が伝わるエピソードを知ることができました。





矢田寺アクセス

奈良県大和郡山市矢田町3549 0743-53-1445

近鉄郡山駅より、奈良交通バス「矢田寺」行き下車
あじさいのシーズンには、 近鉄郡山駅、JR法隆寺駅より奈良交通バス「矢田寺」行き臨時バスが運行(6,7月確認)




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