京都/禅海寺 『仏さまの思うこと』

金剛心院を参拝した後はすぐ近くにある禅海寺へ…

車を止めて辺りを見渡すと、程遠くないと思われる所に海が見えました!
子供の頃の夏休みを思い出させる懐かしい景色です…

IMG_0986.jpg

辺りの風景を撮影しながら山門へ向かいます。
すると、既にご住職が山門で待っていて下さったのでした!とても丁寧なおもてなしに心が温まりました!

IMG_4764.jpg

ご挨拶をすると、早速仏さまのいらっしゃる収蔵庫へ向かいます…と、その前に…

『仏さまの写真撮影は禁止となってますので、カメラは外へ置いてお参りをして下さい』と、ご住職が私達にそう告げたのです。

そ、そんな…私は仏像写真を撮りに来た訳ではないのに、そう思われちゃったかな…

確かに、カメラをぶら下げていたので警戒されてしまったのか…ご住職の思いがけないお言葉に少し残念な気持ちになってしまいました(涙)

収蔵庫に入ると、まずは般若心経をご住職と共に唱えました。
中央に阿弥陀三尊、そして右手には十一面観音が祀られています。いずれも平安後期、定朝様の仏さまです。

阿弥陀さまは丸いお顔で穏やかに鎮座されていました。阿弥陀三尊像なので、脇侍には観音菩薩さまと勢至菩薩さまがいらっしゃるのですが、よくお姿を観てみると…観音菩薩さまが蓮台を持ち、勢至菩薩さまが合掌をするスタイルではなく、両菩薩とも外側の手を上げて蓮華の茎を両手で持って居られるお姿でした。

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(宮津の文化財より)

静かな収蔵庫の中で仏さまのお姿をしばらく見つめていると、やがてご住職が口を開きます。。。

『以前は仏さまのお写真を許可していたんですよ…今日はせっかく来ていただいたのに申し訳ございません…』
ご住職は申し訳なさそうにそうおっしゃいました。

私は仏さまのお写真を撮りに来たのではなく、仏さまに会いたくて拝ませていただきに遠くから来たんだという事をお話しました。そして、撮らせていただけるのであればなお嬉しいと言う事も素直に伝えました。

『そうゆう方ばかりなら良いのですが…』

ご住職が仏さまの写真撮影を禁止にしたのは団体の参拝者が訪れるようになってからだそうです。大人数で仏さまを囲み、ずっと写真ばかり撮り続けている姿を見て疑問を抱いていたそうなのです。

お参りに来ていただいたのであれば、しっかりと仏さまと向き合い、ご縁を結んで帰って行って欲しい…そうおっしゃっていました。

私はそのお話を聞いて、自分はどう写っているのか、お寺の方に同じような思いをさせてはいないかと心配になりました。

ん…確かに、お写真を撮らせていただけると嬉しくて夢中になってしまう気持も分かります。
しかし、ご住職にとってはお寺の大切なご本尊であり、ずっと昔から信仰の対象として崇められて来た尊像なのだから、参拝者のそのような振る舞いを見て複雑な思いをされるのも当然の事のような気がします。

団体で参拝に来られたのなら、なおさら気遣いをしなければなりませんよね…

禅海寺の仏さまは、どう思われているのでしょう…きっと、お寺側も参拝者側も気持良くお参りできる事を誰よりも望んでおられるはず・・・私はそう思うのです。



禅海寺アクセス

〒626-0225 京都府宮津市字日置4335/0772-27-1031
KTR宮津線天橋立駅から丹海バス、一軒屋下車から徒歩


拝観料志納(拝観予約)



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Tag:京都  Trackback:0 comment:4 

Comment

bonbonno URL
#- 2011.09.28 Wed08:48
おはようございます。

今回の記事、“見仏好き”にとっては
考えさせられる内容ですね。
「しっかりと仏さまと向き合いご縁を結んで帰る」
見仏のマナーとして 大事な心得だと思いました。

> 禅海寺の仏さまは、どう思われているのでしょう…
> きっと、お寺側も参拝者側も気持良くお参りできる事を
> 誰よりも望んでおられるはず・・・私はそう思うのです。

同感です。
すばらしい記事ありがとうございました。
愛子 URL
#SIR.BgG2 Edit  2011.09.28 Wed22:46
素敵なお話ありがとうございました。
momococks URL|
#- 2011.10.03 Mon22:17
bonbonno さん

ありがとうございます!
本当に見仏好きには心が痛むお話でしたよ・・・

特に小さいお寺さんは守って行くのが大変だったりして、マナーが悪かったり、観光気分で訪れる人もやむを得ず迎えなくてはならない状況もあるかも知れませんね。
momococks URL|Re: タイトルなし
#- 2011.10.03 Mon22:18
愛子さん

こちらこそ、そう言っていただいてありがとうございます^^
これは他の人にも伝えなければ・・・!と思いました。
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