静岡/北条寺 『滝よりも遊戯坐像』

今回の旅は『仏と滝』と言うコンセプトがあり、「金龍院と旭滝」「願成就院と不動の滝」…と、仏像と滝を絡めたコースを考えていたのです。

しかし、願成就院まで来たのだからすぐ近くの北条寺にも行きたい!!と言う仏欲が勝ってしまい、不動の滝をやめて急遽北条寺へ行く事に!

あのご住職はお元気だろうか・・・!?

前回、北条寺をお参りした時に丁寧に説明して下さったご住職がとても印象に残っていたのです。

金龍院を出る時に電話連絡をし、約束の時間より少し早く到着したものの、ご住職はすでに本堂の前で待っていて下さいました。

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「君たちは仏像に詳しいのかね、どのレベルで説明すればいいかね!?」

元教師と言うご住職の講義は今日も絶好調です!

北条寺には鎌倉後期の阿弥陀如来さまと、南北朝時代の聖観音さまがいらっしゃいます。

慶派仏師による作風を思わせる阿弥陀如来さまは、キリッと引き締まった凛々しいお姿をしています。

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そして中央にいらっしゃる聖観音さまは足を崩してリラックスしたお姿(遊戯坐)で腰を下ろしています。わたしは初めてこの聖観音さまにお会いした時に、鎌倉東慶寺の水月観音さまを思い浮かべました。

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なんでしょう、遊戯坐スタイルという共通点の他にも似ている雰囲気があるんです。

きっとこの聖観音さまは水月観音さまのお兄さんなんだ!兄妹だ!と、勝手に思い込んでいます(笑)

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椅子に坐り足を組まず片足を投げ出し、リラックスした様なお姿の遊戯坐像は、中国の宗~元代の流行を受けたと言われており、禅宗文化の栄えた鎌倉地方に多く造られたそうです。

わたしも水月観音さまをはじめ、鎌倉地方にいらっしゃる遊戯坐の観音さまには何人かお会いした事がありますが、ご住職のお話によると関東近郊に(文化財クラスの像が)5体しか現存していないとの事。

北条寺(静岡)
東慶寺(神奈川)
清雲寺(神奈川)
慶珊寺(神奈川)
禅印院(神奈川)

おぉ…慶珊寺と禅印院のお方にまだお会いした事がありません。
いつかお会いして特徴など比べてみたいものです。




北条寺アクセス

〒410-2221静岡県伊豆の国市南江間862-1/055-948-1399

拝観料志納(拝観連絡)



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