長野/松代・清水寺 『個性豊かな平安仏』

覚音寺から山を下り1時間半。
長野市松代町にある清水寺を目指します。

松代は、様々な文化遺産を楽しめる観光地となっており、古戦場や城下町などの歴史的街並みが広がっていました。町家や武家屋敷の様な建物が連なる細い道を抜けると清水寺があります。

覚音寺と同じく、たった今帰って来たばかりと言う若いご住職に案内していただきました。


s-松代清水寺 本堂

今朝まで福島の被災地でボランティア活動をされていたそうです。そんな中、わざわざ時間を合わせて頂いて拝観する前から感謝の気持ちでいっぱいになりました。

本堂には平安初期の個性的な仏さまがズラリ!
中央に千手観音、脇侍に聖観音と地蔵菩薩、そして薬師如来や毘沙門天、四天王もいらっしゃます。

s-松代清水寺 諸仏

お堂に入り、わたしの目にすぐ飛び込んで来たのは千手観音さまです。

s-小顔千手

お顔が小さい!!

朝一番にお会いした弾誓寺の聖観音さまに続いて、またもや小顔の仏さまに出会いました。

この千手観音さまは1100年ほど前の平安時代初期に造られた古像です。信州では現存最古の木造仏、そして東日本で最も古い一木造りの仏さまだそうです。

そして、左側にいらっしゃるのは聖観音さま。静かに佇む千手観音さまに対し、大きな動きがみられます。

s-ハラミ観音

この聖観音さまは、真ん丸ででっぷりしたお腹が特徴的なのですが、その容姿から「はらみ観音」と呼ばれており、昔から子授けの観音さまとして親しまれて来たんだとか。

それから、ヘアスタイルも個性的!宝冠をつけたらどの様なお姿になるのでしょう?

右側にいらっしゃるのは錫杖を持つ日本最古の像と言われている地蔵菩薩さま。
よく観るとお顔が聖観音さまとそっくりでした。複雑な翻波式衣紋の美しいお地蔵さまです。

s-松代 清水寺 地蔵

清水寺は今まで三度の火災に見舞われながらも、松代の人々の力により復興を繰り返して来たそうです。その昔、武田信玄が住職だった時代もあったそうで、部下に見つからない様に夜な夜なコッソリ拝んでいたという毘沙門天さまが祀られていました。

毘沙門天さまと言えば「戦いの神」敵対する上杉謙信が崇めていた毘沙門天を堂々と拝む事はできなかったんですね。

最後に、住職がおっしゃっていたのですが・・・奈良の仏さまは「静」京都の仏さまは「動」信州の仏さまはそれが融合した「静と動」

都の特徴が混ざり合った個性豊かな仏さまに出会えるのは地方ならでは。その醍醐味をリアルに味わっていると実感したのでした!

次は保科の清水寺へ向かいます!



清水寺アクセス

〒381-1232 長野県長野市松代町西条147/026-278-3068

長野駅タクシー25分
長野電鉄松代駅からレンタサイクルあり

拝観料500円(事前予約)




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Tag:長野  Trackback:0 comment:2 

Comment

yumechigai URL|見事な仏様たちですね
#- 2011.05.29 Sun12:04
こんにちわ。

随分と立派な本堂or収蔵庫ですね。
その中に素晴らしい仏さまたち。
やはり特に千手観音さまは、バランスがよく上昇気流に乗って羽ばたきそうな感じすらしますね。

ご住職の活動にも頭が下がります。
momococks URL
#- 2011.06.02 Thu21:45
yumechigaiさん

訪問ありがとうございます。

上昇気流にのって羽ばたきそうと言う表現、おもしろいですね!
確かにパタパタと上って行きそうに見えました(笑)

清水寺は拝観のパンフレットやHPがポップなデザインで、女性をターゲットにしたパワースポットとしても宣伝しているようでした。その若いご住職はとても気さくにお話してくれて、終始和んだ雰囲気でお参りできました♪
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