岐阜/美江寺 『悲しげで美しい十一面観音さま』

次に目指すは美江寺です。
岐阜大仏の正法寺から車で30分ほど、国道から一本入った大きな通り沿いにありました。

奈良時代の古刹がこんな所にあるなんて…勝手に山奥を想像していたので拍子抜けした気分でした。


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さっそく本堂の中へ!

ご住職の説明を受け、秘仏の十一面観音さまがいる奥の収蔵庫へ案内していただきます。

美江寺の十一面観音さまは、以前わたしがよく読んでいた『日本の秘仏』と言う本で取り上げられていました。


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本の写真からもその独特な雰囲気が伝わって来る魅力的な仏さまです。
いつかお会いしたいなぁ…なんて、ぼんやり思っていたら今回の旅で現実に!!

暗い収蔵庫の中には、オレンジの光で照らされた十一面観音さまがいらっしゃいました。

その幻想的なお姿に、思わず『うわっ…』と、声が出てしまいます。


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そして、近づいてお顔を観た瞬間
『この観音さまは生きてる。生きてるし、なんだか悲しそう。。。』


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直感的にそう感じました。

体つきは全体的に丸みを帯びていて、お顔やウエストのポッチャリとした柔らかい質感は子供のような優しさを感じさせます。

口元が少しへの字になっているせいか、子供が悲しい顔をしてわたし達に何か訴えているかの様に観えて仕方がありませんでした。。。

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奈良時代後期の作、地方では大変珍しい脱活乾漆造の観音さまで、あの奈良興福寺の阿修羅像と同じ造と言うことです。乾漆仏ならではの、細やかで繊細に表現された美しい装飾や、毛流れに釘付けになってしまいます。

美江寺の拝観を終え、車に戻り次のお寺へ移動する時にも、ふと観音さまの事を思い出しました。

本堂で購入した上の二枚のお写真を眺めては『何であんなに悲しそうなんだろう…そんなに悲しまないで…』と言う想いが、ずっとわたしの心から離れませんでした。

次にお会いする時はニッコリ微笑んでいるといいな!今頃はまた厨子の中で悲しんでないかな…なんて今でも想ってしまうのでした。




美江寺アクセス

〒500-8812 岐阜県岐阜市美江寺町2-3/058-262-6793

JR岐阜駅よりバス約15分
8番のりば 行先番号 K
10番のりば 行先番号 K
「市民会館・裁判所前」バス停下車すぐ、又は「県総合庁舎前」バス停下車5分

拝観料志納




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