長野/保科・清水寺 『奈良からやってきた仏』

ついに長野県最後のお寺になりました。松代の清水寺から車で30分。
次の目的地は保科の清水寺です。

相変わらずの雨…しかし着いた頃にはやや小雨になっていました。

車から降りると、管理人らしき人が近づいて来て『今から奥の院に行くので、軽トラの後をついて来て下さい!』という指示を受けました。

車で山路をぐいぐい登り3分ほど経つと、山林の景色に突如現れた立派な観音堂に思わず「おぉ~!」っと驚きの声が!

s-保科 清水寺 舞台

中は暗く、目が慣れてくるまで少し時間がかかりました。すると奥の方に千手観音さまがおられました。煌びやかな宝冠をまとい、優しい眼差しで佇んでおられます。

この千手観音さまは藤原中期の作で、元は奈良の石位寺に祀られていたそうです。脇で千手観音さまを守護している多聞天と広目天も石位寺からいらっしゃったとの事。


s-保科 清水寺 千手
(写真がブレブレだったのでこちらのパネルをアップ)

そして少し前方には奈良の當麻寺に祀られていた十一面観音さまがいらっしゃいました。なんとも古めかしい十一面観音さまでしたが、年代などは分かっていないそうです。

山門から奥の院まで徒歩で登るとなると30分以上はかかると聞きました。

その距離の間に、かつては経蔵、三重塔、大日堂、釈迦堂、八将社などが立ち並ぶ見事な七堂伽藍の大寺院として栄えていたそうです。


s-保科 清水寺 階段

しかし、大正時代の大火災で山ごと伽藍を全て焼失してしまい、仏像も残りませんでした。大日堂には美しい五智如来さまがいらっしゃったんだとか…

火災の後すぐにお堂が再建され、仏さまが誰もいなくなってしまった清水寺に、奈良の石位寺から大勢の仏さまがお引越しされたそうです。

その当時の写真を見せていただいたのですが、布の様なもので覆われた仏さまがお神輿のように担がれて、沢山の村人や僧侶達に迎えられている様子でした。

本堂の中には、奥の院と同じく石位寺からいらっしゃった仏さまが祀られています。


s-保科 清水寺 本堂

お前立ち観音を中心に、衣紋が流れる様な地蔵菩薩、口元が引き締まった聖観音、そして阿弥陀如来や薬師如来、さらに、小さな十二神将も祀られていました。

s-保科 清水寺 本堂 仏

こんなに大勢の仏さまに会えるとは思っていなかったので大満足です!予習しないで見仏に行くとこの様な驚きを経験できるんですね(笑)

石位寺ではどのように祀られていたんだろう…と想像が膨らみますが、ずっとずっと昔から保科の清水寺で村の人々を見守って来たかの様な温かい雰囲気があり、どの仏さまも洗練された平安の仏さまでした!

これで長野のお寺巡りはお終いです。GW3日目は山梨へ向かいます。

【見仏コース】
1日目:知識寺→長雲寺→福満寺
2日目:弾誓寺→覚音寺→松代清水寺→保科清水寺



清水寺アクセス

〒381-01長野県長野市若穂保科1949/0262-82-3701

JR長野駅・長野電鉄信濃川田駅より長野電鉄バス「保科温泉行」清水寺大門下車

JR長野駅よりタクシー30分

拝観料志納(拝観予約)




にほんブログ村 旅行ブログ 遍路・巡礼へ
にほんブログ村

にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
にほんブログ村



スポンサーサイト
テーマ : 寺巡り
ジャンル : 旅行

Tag:長野  Trackback:0 comment:6 

プロフィール

こはた ももこ (桃)

Author:こはた ももこ (桃)
名前:桃

出身:横浜ベイベー

誕生日:11月30日

血液型:O型

所属:仏像部

仏像好が好きな旅人になりたい普通の人です。
大好きな仏像・寺社仏閣のことを素人目線であれこれ喋ります。

★ストイックに仏像 Facebookページ運営中
https://www.facebook.com/stoic.butsuzo/

Facebookページでは、過去の記事を整理して更新しています!
よろしくお願いします(^人^)

フォト

PHOTOHITOブログパーツ

ブログランキング
にほんブログ村 旅行ブログ 遍路・巡礼へ
にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
旅休.com
旅休ドットコム
検索フォーム
QRコード
QR