栃木/能満寺 『薬師如来さま』

大谷寺を訪問した後は、仏像部yokkunに教えてもらった能満寺を訪問しました。

能満寺は幼稚園も経営しているお寺のようで、同じ敷地内に滑り台などの遊具がありました。
しかし、この日は日曜日だったので、境内はとっても静か。ちょうど雨がしとしと降ってきて余計に寂しさが増します。

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能満寺には、平安初期を思わせる薬師如来さまがいらっしゃると聞いたのですが…
どこにいらっしゃるのでしょうか?

この日は思いつきで栃木まで来てしまったので、前もって拝観のお願いをしていませんでした。
仏さまにお会いできるかちょっと不安・・・玄関を訪ねても誰もいないし、どうしよう!!

と、一瞬泣きそうになりましたが、しばらくして奥の方から声が聞こえたので一安心したのでした。

薬師如来さまはこちらの六角堂にいらっしゃいました。


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鍵を開けていただいて中へ入ると、ガラスの向こうに逞しい薬師如来さまがどーん!

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お体の全体が太く、手足も大きい!
一木造のダイナミックさが伝わってくる仏さまです。

福島・勝常寺や、京都・神護寺の薬師如来さまのような、この盛り盛りの肉髻と、ぐるぐると巻いた螺髪のボリューム感は私の好きな薬師如来さまのタイプです(笑)

しょうじょうじじんごじ

繊細な衣紋の流れも素敵ですね…

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ふらっと思いつきで来てしまった旅にしては、本当に贅沢な出会いでした。
身近な関東にも素敵な仏さまがまだまだ居そうな予感です。




能満寺アクセス

〒320-0065; 栃木県宇都宮市駒生町1870
電話028-652-0349

拝観料志納(事前連絡)




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栃木/大谷寺 『神秘の大谷観音』

突然、温泉へ行きたくなって、思いつきで栃木を目指しました。

硫黄のニオイがきつい温泉で温まり、その後はやっぱりお寺です!
宇都宮市にある大谷寺は坂東三十三観音第19番札所として有名で、岩山の中にお堂がのめり込んだ造りは、写真だけでも迫力が伝わって来ます。


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宇都宮ICで降りて、さらに車を走らせます。
大谷寺付近になるとゴツゴツとした岩山や石造りの立派な家が見えて来ました。

いよいよ大谷寺に到着!
朱色の小さな山門の向こうには巨大な岩山!
そこにスッポリとはまった大谷寺のお堂は、写真で見た時の迫力に加えて神秘的な雰囲気も感じられました。

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この日はテレビの撮影が入っていて、参拝者はいないもののお堂の中はバタバタと・・・「撮影禁止」という札が取り外され、TVカメラで撮影された大谷観音さまはどのように映っているのでしょうか・・・?

私の眼で見た大谷観音さまはとっても大きくて、後ずさりしてしまうほど神々しく見えました。

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お堂の中に入ると、岩肌に浮き彫りにされた約4mの千手観音さまが、柔らかい光に照らされていました。大谷石で造られた日本最古(平安)の石窟仏として重要文化財に指定されているそうです。特に脇手が立体的に表現されており、よく見れば衣紋まで繊細に彫られています。
洞窟の中からパタパタと天に昇って行くような、そんな雰囲気すら感じられました。

お堂の脇にもいくつかの石窟仏がありました。

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釈迦三尊像・薬師三尊像・阿弥陀三尊像・地蔵菩薩さま・・・御本尊の千手観音さまと合わせると10体以上の仏さまが洞窟の中にいらっしゃいます。足元を薄く彫る遠近法が取り入れられており、磨崖仏も仏に手をあわせる人々の目線で考えれていると言うところに感動しました。栃木の旅も良い旅です。。。




大谷寺アクセス
〒321-0345 栃木県宇都宮市大谷町1198 028-652-0128

JR宇都宮駅→関東バス大谷方面行きで25分、バス停:大谷観音前下車、徒歩2分
東北道宇都宮ICから国道293号経由8km10分

拝観料300円






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栃木/西明寺 『六観音勢ぞろい』

楞厳寺から栃木県の益子まで車を走らせ次はラストの西明寺です。

西明寺は地震の被害で入山を制限しているかも知れないとの事だったので、今回は諦めようと考えましたが観世音寺の方に『仏様とお寺の方に会いに行ってあげてください』と、背中を押して頂きお電話をして伺う事にしました。

電話口で『気をつけてお越し下さい』と、おっしゃる奥様の優しい声を聞いて一安心です。

楞厳寺からは車で30分ほどで到着。
事務所に御朱印帳を預け階段を上がって行きます。足元を見てみると階段がヒビ割れている部分があったり、倒れてしまった石仏や灯籠なども見かけました。おそらくこれは既に整備された状態であって、地震直後はもっと悲惨な状況であった事でしょう。

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途中で息を切らしながら更に階段を上がって行くと、正面に本堂、右手に茅葺の閻魔堂、そして左手には三重塔が見えて来ます。さほど広くはありませんが、古い歴史を感じさせる風景です。

s-西明寺 さんじゅのとう

先ずは閻魔堂を覗いてみる事にしました。すると、中央に大きくて迫力満点の閻魔様がいらして一瞬ドキッとしてしまいました。でも、お顔は笑っています・・・?

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その他、奪衣婆や地蔵菩薩など…倒れてしまって何の像か分からないものもあったのでパネルで確認です

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そして本堂へ移動します。中へ入ろうとしましたが、灯りは無く扉も閉ざされていました…あぁ、残念!

事務所まで下り御朱印帳を受け取ります。そこで勇気を振り絞って、お堂の中を拝観する事はできないのか尋ねてみると・・・

スーツ姿の男性が『私で良けれは案内しますよ』と、声をかけてくれました。またしても幸運です!

もう一度、長い階段を上がって行きます。その方はとてもお話し好きで『お寺の階段は左右にズレて作られているから、それに沿って上がって行けは魔物に当たらない』とか、『巡礼は絶対に1人でしてはいけません…』など、次から次へと不思議なお話が飛び出して来ました。

本堂の鍵を開けていよいよ中へ!すると、思いもよらなかった光景が広がっていました・・・


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薄暗いお堂の中に六観音がズラリ。
中央には金色に輝くお前立ちの十一面観音、脇に勢至菩薩と木目の美しい十一面観音像。

そして左側には立像と坐像の千手観音がおり、准胝観音や聖観音もいらっしゃいます。

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右側を観てみると凄まじい形相の馬頭観音、そして延命観音や如意輪観音、お顔と両腕のない毘沙門天もいらっしゃいました。

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そして、奥には神像なども祀られていたんですよ!なんて贅沢な空間なのでしょう!

案内していただいた男性が『今はスーツ姿をしていますが、私は僧侶なんですよ』と、私たちの旅の安全を祈願して御祈祷をしてくださいました。そしてその後、興味深い密教の教えや山伏のお話しなども伺う事ができました。

最後に、堂内の撮影しても良いか尋ねると…『予期せぬ物が写る可能性がありますが、それでも良いのならどうぞ!?』と、これまた予期せぬ返答に驚いてしまいました(笑)



【見仏コース】
岩谷寺 →観世音寺→弥勒教会 →楞厳寺 →西明寺



西明寺アクセス
〒321-4217栃木県芳賀郡益子町益子4469/0285-72-2957
益子駅から徒歩50分


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栃木/中禅寺 『大きな立木観音』

8月22日
かなり前になってしまいましたが、日光へ行ってきました。

ちょうどその1年前の夏休みに日光旅行をして、今回初めて訪れたのは中禅寺
日光山輪王寺の別院で立木観音で有名なお寺さんです。
坂東三十三観音霊場第十八番札所でもあり古くから信仰を集めています。


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山門とくぐり、奥へ進むと左手に本堂があり、本尊の十一面千手観音が祀られています。
約6メールの本尊のお姿は思わず驚きの声が出てしまうほどの迫力!胴体部分が根がついたままの立木の状態で彫られたことから、立木観音と呼ばれているそうです。

左には広目天、右には持国天がいらっしゃいます。


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成長は止まっていますが今でも根は土に埋まっており、造られた当時のままのお姿をしているのです。

手の方は寄木で造られていて、大きいのに一本一本の手が、指が、美しい。
上から順に持物を見ていくと、最後に気になる物を発しました。

鬼瓦みたいな…何だろうこれ…

一木のどっしりとした胴体と大きいながらも繊細な千手さまの手。。。
中禅寺湖を大きく包む男体山と重ね合わせて、自然と人々との信仰の深さを感じました。

うまく言葉にできませんが、幾度も難を乗り越え古くからここに根を張っていらっしゃるこの観音さまと、この土地と、、人々の強い結びつきを思うと胸がいっぱいになります。


そして本堂の裏、崖の上には五大堂があり、中には横一列に並んだ五大明王が!


中禅寺

ちょっと遠めですが、極彩色の綺麗な明王たちです。
天井には大きな竜が描かれていました。

五大堂からの眺めはとても綺麗。
晴れでもなく、曇りでもなく、ちょうど曖昧な天気が中禅寺湖を神秘的に見せていました。


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帰りはバス停まで歩いて帰って、湖の景色を楽しんだのでした!

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中禅寺アクセス

栃木県日光市中宮祠2578/0288-55-0013

JR、東武日光線日光駅から東武バス中禅寺湖方面行きで45分、中禅寺温泉で東武バス中禅寺湖畔めぐり線に乗り換えて5分、立木観音前下車、徒歩3分

拝観料500円






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プロフィール

こはた ももこ (桃)

Author:こはた ももこ (桃)
名前:桃

出身:横浜ベイベー

誕生日:11月30日

血液型:O型

所属:仏像部

仏像好が好きな旅人になりたい普通の人です。
大好きな仏像・寺社仏閣のことを素人目線であれこれ喋ります。

★ストイックに仏像 Facebookページ運営中
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