更新が遅れてしまいましたが、再び静岡の続きです!
2012年は静岡市の鉄舟寺からはじまり、袋井市の西楽寺、浜松市の摩訶耶寺までやってきました~!摩訶耶寺は浜名湖の北側にあります。横に長~い静岡県の端っこの三ケ日町です。
この辺りは奥浜名湖と呼ばれ、古寺が密集する地帯です。湖北五山として、摩訶耶寺の他に宝林寺・龍潭寺・方広寺・大福寺などがあります。 今回は時間の関係ですべて巡ることはできず残念ですが、また浜松を訪れる理由ができましたよ(笑)次回はうなぎや三ケ日みかんも…!
本堂の入口でご住職に拝観料を手渡し、中へ入ります。
仏さまは本堂から続くお隣の収蔵庫にいらっしゃいました。
中へ入ると説明のテープが流れます。
収蔵庫には三体の仏さまが祀られており、どの仏さまも平安時代の古仏です。
まず始めに、入口近くにいらっしゃる不動明王さまを拝みました。
こちらの不動明王さまは平安末期の一木造り…なんと言っても木目が美しいんです!
筋肉の流れに沿うように木目があり、胸元だけでなく肘やスネまでピッタリです。
手足が細いので正面から見ると細身のお姿に見えますが、横から見ると肉厚で力強さがありました。それもそのはず、こちらのお不動さまは浜名湖の波切り不動明王さまなんですって。
そして、中央におられるのは阿弥陀如来さまです。お体の方は痛みが見られますが、お顔は綺麗に残っていて、耳の辺りに金箔が残っているのがわかりました。鼻筋の通った美しい阿弥陀さまでした。
そのお隣には藤原時代の千手観音さまがいらっしゃいました。お顔が丸くふくよかな観音さまだなぁ…と思って見つめていると、頭上の化仏さまがいくつか取れてしまっている事に気がつきました。化仏が取れてしまったことにより、元々の丸いお顔がさらに引き立って、観音さまの優しさがお顔から滲み出ているように感じました。
最後に、ご住職の案内でお庭へ移動・・・!
摩訶耶寺の庭園は鎌倉初期に造られた古いもので、この時代を代表する素晴らしい庭園と言われているそうです。
このお庭にいると、真冬の透き通った空気がいつもより美味しく感じるのです。春はしだれ桜がとっても綺麗に咲くそうなので、今年の春も多くの参拝者で賑わったのでしょうね…※こちらは、2012年4月に更新された記事です。
《摩訶耶寺アクセス》
住所:〒431-14 静岡県引佐郡三ヶ日町摩訶耶421
TEL:053-525-0027
・東名三ヶ日インターから車で15分
・東名ハイウェイバス三ヶ日バス停から徒歩10分
・天竜浜名湖鉄道三ヶ日駅から徒歩35分
・浜松駅からバス三ヶ日行き、三ヶ日バス停から徒歩30分
拝観料:300円
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