兵庫/鶴林寺『あいたた観音さま』

今日が旅の最終日。。。奈良→大阪→兵庫。
この日のために残しておいた最後の青春18切符で奈良から大移動。

加古川の駅に着くと、奈良では会えなかった「せんとくん」がいました(笑)一瞬でしたが会えて嬉しかったです!鶴林寺へはかごバスに乗り10分で到着。

まずは国宝の本堂から拝観です。


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ご本尊は秘仏の薬師如来さまで、脇侍の日光菩薩さまと月光菩薩さまもいらっしゃるそうです。
持国天さまや多聞天さまも合わせ、秘仏のご開帳はなんと平成69年……いや、もう平成じゃないかも知れませんね。

(2012年に、国宝太子堂創建900年を記念して「本堂秘仏本尊薬師如来・太子堂」の特別開帳が行われました。※こちらは、2010年10月に更新した記事です。)

秘仏が収められてるお厨子の周りには、十二神将さまがいらっしゃいます。

堂内はとても良い雰囲気でした。
さらに、あのお厨子がご開帳された状態を想像してみると…それはそれは神々しいに決まっています!

あと47年。。。頑張れるかな。。。(笑)


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国宝の太子堂。
平安時代の建立で、兵庫県最古の木造建築物だそうです。

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中を見ることはできませんが、九品来迎図や仏涅槃図を描いた壁画があり、釈迦如来さま、文殊菩薩さま、普賢菩薩さま、四天王さまがいらっしゃるとの事。

そして宝物館では、あの「あいたた観音さま」にお会いする事ができます。


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あいたた観音さまは白鳳時代の金銅聖観音で、83cmとやや小さめのスラリとしたお姿をしています。

その昔、盗人が観音さまを盗み出し、溶かして儲けようとしたら観音さまが「あいたた」と言ったので驚き、観音さまをお寺に帰し改心したという伝説があるそうです。

あいたた観音さまはニヤっとした顔つきで、そんなお顏をじっと見つめていたら、自然とわたしもニヤニヤしてしまいます。

とても幸せそうな表情で、お参りに来る人々に幸せを分けているような、そんな気がしました。


新薬師堂には江戸時代の大きな薬師如来さまと日光、月光菩薩さま、十二神将さまがいらっしゃいました。

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鶴林寺のあいたたさま本当に素敵でした。
わたしもあいたた観音さまの様に、周りの人も幸せな気分になるような笑顔の持ち主になりたい!そう思いました。。。また会いに来ます。





《鶴林寺アクセス》
住所:〒675-0031兵庫県加古川市加古川町北在家424
TEL:0794-54-7053
JR神戸線「加古川駅」下車、徒歩約25分、タクシー約8分。
JR加古川駅 から加古川市ゾーンバス・別府ルートで8分、「鶴林寺」下車すぐ

拝観料:500円






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山形/大日坊 『真如海上人』

湯殿山の宿坊「大日坊」で宿坊体験をしました!

大日坊に到着したのは夜の8:00頃でした。
辺りは真っ暗で、街灯もない山の中を車のライトひとつで登って行きます。すると、暗闇の中に山門を発見!どーんとそびえ立つ夜の山門は、少し不気味な雰囲気でした。。。

荷物を2階の部屋に置いて大広間に行くと、予想もしなかった豪華な精進料理が待っていたのです…!

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天ぷら、お豆腐、種類豊富な山菜の和え物、そして日本酒も!ボリューム満点でお腹も満腹!山菜の香りを楽しみながら自然の恵みを美味しくいただきました。ごちそうさまでした!

翌日は、早朝6:00からお務めが始まりました。


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ご住職がお経を唱え、参列者の名前を読み上げます。その後は護摩の祈祷が始まり、外陣に立つお坊さんが大きな錫杖をシャンシャンと鳴らします。

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そして、最後はご住職が参列者の頭上で大きな玉串を振るい、その後は法話もあり湯殿山の信仰や神仏習合の歴史などを知る事ができました。

法話が終わると、ついに即身仏さまとご対面です。真如海上人は日本でただ一人の即身仏として全国的にも有名なお方です。

上人は、229年前の8月14日96歳の年に入定されました。ミイラになるための化学薬品は一切使っておらず、近くでお姿を見れば毛細血管まで綺麗に残っているのが分かるそうです。それほどまで見事な即身仏になるためには、五穀断ち、十穀断ちの様な厳しい修行を成し遂げ、腐敗しない身体を作り、生きながらにして土中に入定して即身成仏されるそうです。弟子達によって3年3ヶ月後に掘り出された時には、究極の悟りを開いた即身仏となられ祀られるそうです。そして、眼病に苦しむ民衆を救おうと、自ら右眼をくり抜いて湯殿山に奉納したというお話も聞けました。

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そんな懐の深い、慈悲深い真如海上人を目の前にして、自分自身を見つめ直したのでした。




《瀧水寺 大日坊アクセス》
住所:〒997-0531 山形県鶴岡市大網字入道11
TEL:0235-54-6301
JR羽越本線鶴岡駅から庄内交通湯殿山行きバスで45分、大網下車、徒歩10分
公式HP

拝観料:大人500円
宿泊料:8500円(祈祷料込み、お札付)
宿泊予約は1週間前まで、5名以上から可能(最大100名)


※こちらは、2013年2月に更新された生地です(^人^)


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山形/法来寺 『ベストオブ清涼寺式』

山形の旅の最後に訪問したのは、山形市内の法来寺です。
法来寺のご本尊さまは、平安後期の清涼寺式釈迦如来さまでした。


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清涼寺式釈迦如来さまとは何か???
たまには知識的な事を書いてみます(笑)

清涼寺式釈迦如来さまとは、お釈迦さまが37歳の時のお姿をモデルに刻んだもので、インドから中国に伝わりました。それを中国に渡った日本の留学僧がコピーの像を彫り、京都の清涼寺に祀ったのが始まりです。その後、同じ様式の物が全国に広まり、あちらこちらで拝まれるようになったそうです。


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清涼寺式釈迦如来さまの一番の特徴はヘアスタイルですよね!通常の螺髪(大仏ヘア)ではなく縄のように編まれた髪がぐるぐると巻きつけあるのか、それとも編み込んでいるのか、一風変わったヘアスタイルをしています。

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像高は160、6cm 、清涼寺式にはあまり見られないにっこり微笑んだようなお顔をされていて、最後に我々の旅の思い出を聞いてくださるような、そんな親しみが持てる仏さまでした。

普段はずっと扉を閉じているので「今日のお釈迦さまは皆さんにお会いできてとても嬉しそうなお顔をされています…」と、ご住職の言葉にこちらも嬉しくなりました。

法来寺の釈迦如来さまは、仏像部がベストオブ清涼寺式釈迦如来さまと名付けるほどの素敵な仏さまでした♪



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※こちらは、2013年1月に更新した記事です(^人^)



《法来寺アクセス》
住所:〒990-0012 山形県山形市釈迦堂66
TEL:023-629-2712
拝観料:志納
※拝観には問い合わせが必要です。



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山形/吉祥院 『秘仏のヒソヒソ話』

山形市の北部に位置する吉祥院を訪問しました。

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到着して、わたし達を待っていたのは大粒のさくらんぼ!
ご住職がわたし達のためにご用意してくださった、山形の美味しいさくらんぼのおもてなしがとても嬉しかったです。

吉祥院の御本尊は千手観音さまで、本堂にはお前立ちの観音さまがお祀りされていました。
奥の院にあたる収蔵庫には、なんと、平安の仏さまが7体もいらっしゃると言うのです。

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本堂の裏手に移動し、奥の院の扉が開きます。すると、薄暗いお堂に光が差して、仏の姿が徐々に浮かび上がって来るように見えました。

お厨子の中には3体の量感溢れる御本尊がお祀りされており、中央の千手観音観音さまを挟むように、脇の阿弥陀如来さまと薬師如来さまが向き合った状態でいらっしゃいました。

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千手観音さまは平安初期の作とみられ、像高175cm、丸いお顔の和やかな仏さまです。そして、向かって右手の阿弥陀如来さまと左手の薬師如来さまは一木造りで、一木造りの迫力や重量感を持つダイナミックな作風の仏さまでした。

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これらの吉祥院の仏さまは『出羽一佛』と称され、この地の人々に古くから信仰されてきたそうです。それにしても、狭い部屋のなかでヒソヒソ話をしているようなこのお姿は他に拝したことがないので、とても不思議であり印象に残っています。

その他にも、毘沙門天さまと吉祥天さま、そして子安観音さまや勢至菩薩さまもいらしゃいました。

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※これは、2013年1月に更新された記事です(^人^)


《吉祥院アクセス》
住所:山形県山形市大字千手堂509
TEL:023-684-8026
JR漆山駅より徒歩10分

拝観料:志納
拝観には問い合わせが必要です。




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山形/松尾山観音 『大きな菩薩像』

山形の旅1日目は
永昌寺→慈恩寺→平塩熊野神社→平塩寺→華蔵院→極楽寺→出羽三山歴史博物館→出羽三山神社→安国寺→常念寺を巡り、大日坊に泊まりました。大日坊は後ほど記事をアップします!

そして2日目・・・まず最初に訪問したのは、山形市の南、蔵王半郷にある松尾山観音です。
木々に囲まれた74段の石段をゆっくり登って行くと、室町時代に建てられた茅葺屋根のお堂が見えました。

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何やら、地域の方々が境内の整備をしているようでした。
いきかう山形の方言がほっこりして、地域の人々の温かさを感じました。ご住職も穏やかでとても優しい方でした。

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お堂の中はさほど広くはないのですが、高く積み上げられたような屋根の骨組みがとても立派です。

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皆で般若心経を唱えると、いよいよ待ちに待ったご開帳…!
厨子が開いた瞬間、御本尊さまのあまりの大きさにびっくりしてしまいました!


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なんと、3mを超えた十一面観音さまと勢至菩薩さまが大木のように立っておられるのです!

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正直なところ、びっくりし過ぎて涙がこぼれ落ちてしまいました。いや、驚きの感情だけではなく、御本尊さまの慈愛に満ちた母のようなオーラに感動してしました。

下半身はほぼ朽ちていて、手も床に落ちてしまっているお姿ですが、強く、優しく、偉大な母の存在を思い出した涙でした。

近くに寄ってこの大きな観音さまに抱きつきたい!
抱擁されたい…!

なんて、心の中で想っていましたが、そんな願いは叶いませんね。

いつかまたお会いしたい観音さまです。



※こちらは、2013年1月に更新された記事です(^人^)


《松尾山観音アクセス》
住所:〒990-2305 山形県山形市蔵王半郷2
TEL:023-688-3328
山形駅よりバス20分松尾観音前下車

拝観の際は要相談

最上三十三観音HP



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プロフィール

こはた ももこ (桃)

Author:こはた ももこ (桃)
名前:桃

出身:横浜ベイベー

誕生日:11月30日

血液型:O型

所属:仏像部

仏像好が好きな旅人になりたい普通の人です。
大好きな仏像・寺社仏閣のことを素人目線であれこれ喋ります。

★ストイックに仏像 Facebookページ運営中
https://www.facebook.com/stoic.butsuzo/

Facebookページでは、過去の記事を整理して更新しています!
よろしくお願いします(^人^)

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